ブレーカーが落ちた夜に

日曜日の夕方に新しい部屋でインスタントのラーメン食べてたら、突然、電気がストップした。「あぁ、そういえばトップアップ方式(料金を都度加算していく方法)って言ってたもんな。」って思って、不動産のホームページで追加方法を調べるため、再びスタバへ。が、結局、方法が分からずじまい。今夜は電気なしだって決心して、ライターとキャンドルを探しに街までてくてく歩いていく。あまりイイ状況ではないんだけど、ちょっとワクワクしている自分がいる事も確かだ。「キャンプと思えば、水道が出るだけ贅沢だな」と。一応、お部屋を借りるときにすんごくお世話になってるチェンに電話かけて、事情を話たら、速攻で部屋まで来てくれることに。で、チェンが部屋について5分後くらいに、部屋の入口の上のほうについてるブレーカーがただ落ちていることが判明。なんか、チェンごめん。チェンはすごく親切だ。実は、土曜日に部屋を移ってから、シャワーが動いていないこともあったけど、キッチンのシンクで頭とか顔とか洗えるし、まぁ気長に修理を待つかって思ってたんだけど、チェンに話したらすぐにいろいろ連絡してくれた。「ハム、こういう時は怒っていいんだよ!我慢はだめ!」ってチェンに言われた。だけどチェン、僕はなかなか怒れないし、チェンに言われて初めて「あぁ、これ我慢って事になるのか」って気づいたんだ。僕のリュックサックの中には、ライターとキャンドルが入っていて、とても今夜を楽しみにしていたから、夜は電気を消してキャンドルの明かりで過ごしたことは、チェンには秘密だ。

 

“Small, good thing”

半鐘は火事を知らせる

スターバックスって、美味しくないとか、コーヒーじゃないとか言われるけど、僕は好きだ。駄菓子屋さんのチョコレートと、ジャンポールエバンのチョコレートを比べる人はいないのに、コーヒー屋さんのコーヒーと、スターバックスのコーヒーは比べられる。かわいそうに。僕は駄菓子大好きだからスターバックス好きだ。あり、これも失礼か。時々、思う。これからの人生では、誰にも迷惑をかけたくないなと。みんないい人。僕だけが何か間違えていて、いつも何かしら気付かないうちに選択のミスをしている気がする。いつも誰かに嫌な想いをさせている気がする。なんて卑屈な人間だろう。もう、誰にも迷惑かけたくないなぁ。人間の3大欲は「ほめられたい」「役に立ちたい」「認められたい」だと言ってたな。これから、何か誰かのために、役に立てるのだろうか。今朝は、4時に起きて本を読んでいた。窓の外では、どこか遠くの方から、火事を知らせるアラームの音が聞こえていた。どうせまた誤作動だろう。誰も気にも留めないし、誰も逃げようともしない。センサーは誰よりも早く火事を検知するために作られて、一生懸命働いているのだけど、誰にも見向きもされず、ただ、うるさいな、迷惑だなって思われているだろう。スターバックスにいると、時々「トイレ行くから、このパソコン盗られないようにみといてね」ってお願いされる。もし、盗人がやってきて、そのパソコンを盗っていこうとしたら、僕は絶対にそのパソコンを守りますよ。それくらいしか、お役に立てるようなことはありませんから。

 

“I order cafe latte in starbucks.”

I move new flat

新しいお家に引っ越しました。なかなか良い。小さなキッチンがついているのが素敵。あと、Wi-Fiがついてないから、部屋ではパソコンでインターネットできない。ちょっと不便、だけど良い。高専時代に寮に入ってたことを思い出した。娯楽は、音楽を聴くか、本を読むか。(なので、これからの日記は近くのスターバックスで書く事にする。)朝から荷物をまとめて、新しい部屋に運び込んで、ボーと窓のほうを見てたら、今までの部屋よりも沢山、鳥の声が聞こえることに気づいた。なんか本当に、素敵な部屋だなぁって思いました。

 

“The Sky is connected everywhere”

ポールオースターとともに暮らす

「忘れるところでした。セロテープがなくなっておりました。父の誕生日に間に合うようにプレゼントを今夜包みたいので、散歩に出かける時、買っておいてもらえますか。」 小さな事だとはわかっているが、この依頼にグレースの良さがすべて凝縮されている気がした。(大部分の人が会社から物をくすねる事に対して)そうした、ささやかな窃盗にわずかでも良心の呵責を感じるものはまずいない。(P105. オラクルナイト) 部屋が新しくなるので、シーツなどを揃えないといけない。今住んでいるフラットには沢山シーツがあるから一枚くらいもらってってもいいかなって考えていた自分にこの物語をささげる。

 

“Sellotape”

なんてこったい。

この日記を見ている、全世界で2人の人間(1人は僕)と、毎日メールをくれるスパムの皆さん、今日、僕の手もとに、なんと、突然、Erizonから「騎士団長殺し」が届きましたー!パンパカパーン。なんてこったい。デビッドが肩に担いだ袋のような物の中から、「俺、サンタクロースみたいだろ」って言いながら渡してくれました。消印が3月17日だから、3週間もかけて日本からやってきたのだね。すりすり。ページめくるのもったいないーってバカなこと言いたくなるくらい、うれしい。もちろんすぐにページめくったよ。ありがとう。ほんと、村上春樹をリアルタイムで読む時代に生まれてよかった。

 

「別のルートありません。友達すくないから」

先生はじめました。

今日から、ビームの日本語の先生になりました。ビームはタイの女の子。ビームはタイの大学で3年間くらい日本語を習ってて、イギリスにも日本語の資格試験の教科書を持ってきてる。タイには日本の企業も沢山あるので、日本語ができると就職に有利らしい。今日は初日でジュビリーライブラリーでお勉強。いや、日本語むずかしい。なんか、すっごいややこしい。日本語に前置詞があることを初めて知った。説明も僕のなれない英語っていうチャレンジングな感じなので、いい経験だなって思う。ビームが試験に合格するようにがんばっておしえるぞー。さっそく、「学校に行く」と「学校へ行く」の意味の違いは僕の宿題になりました。

 

“Andy Warhol no Tomato Soup”

If I became a rich man

もしお金持ちになったら、今かけてる安いプラスチックの丸メガネと全く同じ形のメガネを、ちゃんとした素材で作りたい。時々思うのだけど、メガネの似合う人と似合わない人の違いについて。簡単な話、素で美人だったり、かっこよかったりする人は、メガネ似合わない。メガネじゃま。まぁ、水原希子ちゃんのことですね。やっぱ、メガネってちょっと面白い。顔の真ん前に物体がくっついてるわけだし。あと、メガネは存在感があるから、それと喧嘩しない、控えめな顔がいいと思う。あと少し物足りないくらいの顔。たくあん食べるならカレーピラフよりも白ご飯だし、しょうゆつけるなら、みりん干しよりも白身の焼き魚だ。あれ、何の話だっけ。あ、もしお金持ちになったらだった。もしお金持ちになったら、水原希子ちゃんにぴったりのメガネを作ってプレゼントしたいな。

 

“My lovely glasses”

 

Move Up

明日から、英語のクラスが上がって難しくなる。僕には夢がある。それを実現する為に、もっともっと、がんばろう。近づかなきゃ見えない風景があるなら、這ってでもそれに近づくだけだ。途中で力尽きたって、かまわない。力尽きたって、ゾンビになって近づいてやる。僕はしつこいぞ。待ってろよ。

 

“KLON”