おれの料理最強論

「よくそう言ってるけど、結局、料理最強論って何なの?」と聞かれた。いろいろあるんだけど、その中の一つはどんな難しいことでも、料理に置き換えることで簡単に説明がつくってことだ。「同時に一つ以上のものを考察することは決してできない」って言葉がある。要するに「ショートケーキのことを考えながら、本当においしいカレーライスは作れない」ってことだ。うん、うまく説明できないな。人間でもなんでも生まれてから死ぬまでにする事って、息とか睡眠とかそういう好みを伴わないものを除けば、ご飯を食べることが一番長い。みんな好きなものがある。おいしい物を食べたい。善人でも、悪人でも、国が違っても、宗教が違っても、ベジタリアンだって、おいしい物が食べたい。あえて、まずい物が食べたいなんてことはない。結果的にまずいものばかり食べている人だって、気持ちはおいしい物に向いている。要するにご飯を食べたいという感覚に慣れてるともいえる。日記やダイエットは3日しか続かなくても、ご飯は一生続ける。いやいやじゃなく、食べたいから食べてる。むむむ。お決まりの書きながら頭が混乱してきたぞ。つまり、みんなたくさん料理にまつわる何かを経験していて、それをずっと続けてきているって話なのだ。こりゃさらに頭が混乱してきたぞ。最強ってことはわかってんだけど、なぜなのかうまく説明できない。要するに「ここの店のカレーライスは最強においしいと知っていても、材料や作り方を説明できるわけじゃない!」ってことだ。料理最強論は話をごまかすのにも使えるみたいだ。

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